用語 | 読み方 | 意味 |
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八重山みんさー | やえやまみんさー | 素朴な風合いが溢れる落ち着きがあり、素材が木綿、組織が平織り、生産地が石垣市と竹富町となる織物です。 昔、沖縄・八重山地方では「男性の求婚を受け入れた証に、最高の贈り物として、女性自ら織ったミンサー帯を男性に手渡していました。 五つと四つの絣模様には「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」という想いが込められているそうです。 みんさー帯は1年を通してお使いいただけるカジュアル帯です。 夏は、浴衣・綿しじら・麻の着物などに、他のシーズンには綿の着物・紬・小紋などにお使いいただけます。 締め心地も抜群でゆるみもできません。 |
結城紬 | ゆうきつむぎ | 茨城県、栃木県を主な生産の場とする絹織物で、単に結城ともいいます。 国の重要無形文化財です。 近現代の技術革新による細かい縞、絣を特色とした最高級品が主流です。 本場結城紬の一番の特徴は、真綿から手でつむぎだす糸にあります。 真綿は、蚕の繭を煮て柔らかくして広げたもので、やわらかく、空気をたくさん含むために温かく、とても心地良く優しい素材です。この真綿から人の手で糸をつむぎ出すことで、素材の良さを損なわない、最上質の糸ができあがります。 日本全国に数ある紬の中でも、縦糸・横糸の両方に手つむぎ糸を使うのは本場結城紬だけです。これが、本場結城紬が最高峰の絹織物とされる由縁です。 |
有職文様 | ゆうそくもんよう | 「ゆうしき」文様ともとばれ、中国から伝来し日本に定着した模様とされています。有職とは、平安時代の宮中の儀式や行事に関する研究者や学者を有識者とよび、その有識者たちが着用していた衣服の模様が有職模様であったことから、こうよばれます。有職文様には、鳳凰(ほうおう)紋、雲鶴(うんかく)紋、立湧(たてわく)紋、菱(ひし)紋などがあり、格調高い文様として着物や帯などに用いられています。 |