用語 | 読み方 | 意味 |
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螺鈿 | らでん | 主に漆器や帯などの伝統工芸に用いられる装飾技法のひとつで、貝殻の内側、虹色光沢を持った真珠層の部分を切り出した板状の素材を、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む手法、およびこの手法を用いて製作された工芸品のこと。螺は貝、鈿はちりばめることを意味する。 使用される貝は、ヤコウガイ(夜光貝)、シロチョウガイ(白蝶貝)、クロチョウガイ(黒蝶貝)、カワシンジュガイ(青貝)、アワビ、アコヤガイなどが使われます。はめ込んだ後の貝片に更に彫刻を施す場合もあります。 |
落款 | らっかん | 落成款識(らくせいかんし)の略語。書画を作成した際に製作時や記名、識語(揮毫の場所、状況、動機など)、詩文などを書き付けたもの、またその行為を言います。その文を款記といい、その時捺す印章を落款印と言います。慣習上、署名として押捺された印影、または署名に代えて押捺した印影をさすことも多いです。署名用の印そのものを落款と称することもあります。 |
ろうけつ染め | ろうけつぞめ | 「臈纈」、「蝋結」、「蝋纈」とも書き、「ろうけち」とも読みます。 一定の温度に溶かした蝋を生地に浸み込ませる事で、その部分を防染(染まらないようにする)することにより、柄を描いた部分が染まらず、周りの部分が染まるという技法です。 しみ込ませた蝋が固まり、ひび割れることで独特な染め上がりとなります。 蝋を使用することで出来る、ひび割れなどの独特な効果であたたかみのある作品が生まれます。 |